2015年 01月 15日
境目。 |
小学校の帰り道、ひとりトボトボ歩いていた。
夕日が後ろから指していて、長い影が自分の前に出来ていた。
なぜか突然、ふっと不安な気持ちが襲った。
突然。
自分の背面の世界が実は無いんじゃないかって。
不安な気持ちのまま、確かめるべく、勇気をもって
振り返ると、そこには世界があった。
今度は素早く振り返ってみた。
やっぱり世界はあった。
でも、拭えなかった。
後ろの世界は、本当は自分の考えている世界と違う世界なんじゃないかって不安が。
だから、映画「トゥルーマンショー」を見たとき、この感じわかる!って思った。
今でもどこかで、拭いきれていない。
でも、そこは想像の世界なのだ。
リアルな世界であって、一生見る事の出来ないけどあると信じる想像の世界なのだ。
(鏡で見たって、それもまた一つのフィルターを通じた違う世界なのだ。)
世界は、その二つで出来ている。
「見える世界」と「見えない世界」。
その境目の上に自分はいる。
常にいる。
そう「これまでも」「これからも」。
by lifeisatrip92
| 2015-01-15 17:22
| 独り言