2015年 01月 31日
法衣の美しさ。 |
ゾンとはチベット文化圏での城塞でありブータンにも多数ある。
ブータンは20の県に分かれており、その各県にゾンがある。
ゾンは城の中が二つのエリアに分かれており、
入り口入って手前側が行政の建物として、
仕切りがあり、奥側はお寺になっている。
今回行ったのは、首都がある「ティンプー県」、隣の「プナカ県」、
そして国際空港のある「パロ県」。
それぞれの県に立派な建物のゾンがあった。
中でも、プナカのゾンは大きな川が二つに分かれる中州にあり、
それはそれは美しいお城であった。
プナカは、ティンプーから車で三時間程、
一本道の山道をひた走った山の中にあり、
その土地自体がとても穏やかで、美しい空気が漂うところ。
説明を聞きながら、お寺のエリアの方へ奥へ奥へと歩いていくと、
奥のお寺から、ゾンに住むお坊さんたちがお参りを終えたのか
一斉に出て来るところに遭遇。
次々とこちらへ向かって歩いて来た。
予期していなかったのとチベット仏教のお坊さんの法衣が流れる美しさに、
一瞬息が止まるかと思った。
映画のような。
そのあと、中のお寺を見せていただいたが、
ブッタの生涯を表す像の数々や掛け軸、巨大なブッタの像、
他にも幾つもの大きな仏教の神様の像があった。
お寺の中はどこも写真はNG。
ここに限らず
今回の旅ではどこのお寺でもガイド君とともに歩き、説明を聞き、
ともにチベット仏教の祈り方で祈り、時には聖水をいただき、
学んだマントラを唱えた。
(祈り方は、頭、口、胸の前で合掌し、最後に頭を垂れ祈る。
五体投地でよく見るあれだ。)
毎日毎日、祈った。
旅行でありながら、心安らいでいくのが実感としてわかる日々だった。
美しい季節や自然を感じ、ごはんをいただき、祈る日々。
心の中に、あのゾンの美しさはずっと残り続けるだろう。
パロ県のゾンも訪れたが、そこはベルナルドベルトリッチの
映画「リトルブッタ」の撮影で使われたと言う。
今度、見直してみたくなった。
ところで、
ネットでブータンを調べていたら見つけた、東京の渋谷のブータン料理屋さん。
ホームページも可愛らしく。
いつか行きたい候補に。
ホームページも可愛らしく。
いつか行きたい候補に。
by lifeisatrip92
| 2015-01-31 16:36
| ブータン