2015年 02月 17日
届かない手紙。 |

札幌で会社員をしていた頃、
シアターキノの映画講座に通っていた。
そこで出会った友人達と、
宮の森に一軒家を借りて
しばらくの間、共同生活をした。
毎夜毎夜、
人生に酔いどれた若者たちが集い、
可笑しな時が常に流れていた。
そんな僕らの行動や存在は、
「届かない手紙」と名付けられ、
出口のない時空を漂うことに、
只々酔いしれていた。
あれから十数年の時を経て、
ちらほらそのメンバーからの
手紙が手元に届いたりする。
一昔前に海外に旅した頃は、
ここの国から出した手紙は、
本当に日本に届くだろうかと、
ドキドキして異国から手紙を投函して
みたりしたものだ。
自分が訪れた国々からは、
遅かれ早かれ
手紙は手元や友人の元へ
実際に届いた。
いつまでも、漂ってることに
夢見てばかりでもいかんかな。
とか思いつつ、
今でも、
「届かない手紙」
に想いを馳せてみたりもする
昨今なのである。
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by lifeisatrip92
| 2015-02-17 19:37
| 独り言
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