2015年 02月 24日
チキンビリヤニ。 |
肉や魚、野菜で作ったカレーというかソースをいうか、
それと炊いたご飯を層にして、
食べる時に取り分け、混ぜて食べる料理である。
南インドのケララ州フォートコーチンに居た時も、
色々なビリヤニ屋に食べにいった。
記憶に一番残るビリヤニはと言われたら、
数日間修行させてもらったホテルでの賄いのチキンビリヤニだろう。
自分の他にもこのホテルのレストランには、
数ヶ月前から修行していた日本人のS君がいて、
数日しか滞在しない僕にレストランのスタッフを紹介してくれ、
彼のおかげですぐスタッフとも馴染む事が出来た。
ホテルのスタッフ全ての賄いというと、レストランに限らず
ホテル全体のためとなるので、相当な量を作る事になる。
毎日のレストランの仕込みの他に、賄い作りも厨房では一大事だ。
そんな賄いの担当をしていたスタッフが、しばらくお休みするとの事で、
その間賄い担当していたソーマ君が、それはそれは楽しいやつだった。笑
我が道をまっすぐ突き進むやつで、
うちら日本人二人に料理を教えようと必死になってくれる。
だけど、とっても要領が悪い。
トラブルメーカー。
だけど、憎めないやつ。
その日も、明日は賄いでお前たちが知りたいという
チキンビリヤニを作ってやるから、
朝5時に来いと言われ、
真面目な僕らは5時には厨房に。
だけど、彼は全く来る気配なく。
6時半頃遅れて来た彼は朝から上機嫌。
さぁやるぞーとなって、
前日から準備しとけ言われてた食材を集め、
作り始めるが、
その場で、考える。
そして、あれ足りない!
これ持ってこい!の連続。
そして、時間がかかるかかる。
厨房は、他のスタッフがレストランのランチの仕込みしたいのに
ビリヤニで占領。
みんなからも、ぶーぶー不満が。
そして、シェフ登場。
カミナリ落とされるソーマ。笑
でも、言い訳。
なんだかんだで、出来たのは昼近く。
どけろどけろ言われ、ふてくされるソーマ。
なんか本当、ありえないわーという展開。
でも、ソーマの作ってくれたチキンビリヤニ、
気合いのビリヤニ、ほんと美味しかったです。
うちらのために
ありがとうね。
愛すべきソーマよ。
by lifeisatrip92
| 2015-02-24 17:20
| インド